相次ぐ「生サバの食中毒」冷凍・加熱で予防を

サバ等の生鮮魚介類に寄生するアニサキス食中毒が急増している。有効な治療薬はなく、内視鏡や外科的な治療が必要になるだけに予防を徹底したい。生食を避けるのが一番だが、刺身や寿司ツーにはそうもいかない。その予防法と、テイクアウトやデリバリー食品の食中毒予防も。

マスクをはずせない3度目の夏の熱中症対策

今年もまた、マスク着用下での熱中症対策が欠かせないシーズンを迎えた。マスク着用は熱中症リスクを高める。適宜マスクをはずしつつ、水分を定期的に補給していくことになる。この水分にスポーツドリンクはどうなのか、高血圧なら塩分はどうするか、ポイントをまとめた。

牛乳を飲みたいがお腹ゴロゴロで飲めない方へ

高齢者にとって牛乳は、フレイルやサルコペニアの予防に貴重なたんぱく源だ。しかし、牛乳を飲むと「お腹ゴロゴロ」等の症状に見舞われるため牛乳は飲めない人が少なくない。その主な原因である乳糖不耐症でも飲み方を工夫すれば牛乳を飲めるようになるという話をまとめた。

自動排泄処理装置で排泄ケアの介護負担軽減を

介護保険が適用になる福祉用具の1つに、排泄ケアを受ける側の遠慮や気遣いとケアする側の負担を軽減できる「自動排泄処理装置」がある。寝たきりの状態で使用でき、おむつからの解放も期待できるこの装置について、使用するメリットや介護保険適用の条件等をまとめた。

排尿のタイミングを事前に知らせるセンサー

デジタル技術により膀胱内の尿量を推定して排尿のタイミングを予測し、通知してくれるセンサー「排泄予測支援機器」が特定福祉用具販売の対象に加わった。購入費用が介護保険給付の適用となるのだ。膀胱が正常に機能している人はこの機器を活用してトイレでの排尿自立を。

介護保険でレンタル・購入できる福祉用具

在宅で療養生活を送るには、自立や安全のために車いすや歩行器どの福祉用具が必要になることが多い。この福祉用具のなかには、レンタルや購入する際に介護保険を利用できるものがある。その詳細と、福祉用具の選択・取扱いのプロである「福祉用具専門相談員」についてまとめた。

続く便秘、すぐに受診したほうがいいときは?

高齢者は、男女の別なく便秘になりやすい要因が重なりがち。「たかが便秘」と軽視し、市販薬や民間療法で対応していると深刻な事態につながるリスクがある。どのようなときに医療機関を受診すべきなのか、とりわけ急を要するのはどのような症状がでたときなのかをまとめた。

退院前や退院後に利用できる訪問指導の活用を

医療処置やケアが必要な状態のまま退院して自宅での療養生活に移る際は、何かと不安が伴うもの。そこで、医療保険サービスの一環として、退院前や退院後に病棟看護師等による訪問指導を受けることができるという制度が用意されている。利用に必要ないくつかの条件を説明する。

減塩中の方は「ナトカリ比」を下げる努力を

高血圧対策としての減塩療法において最近注目の指標に「ナトカリ比」がある。塩分(ナトリウム)と野菜や果物に多く含まれるカリウムはバランスが大事で、ナトリウムを減らす一方でカリウムはたっぷり摂って、ナトカリ比を下げることを目標に減塩療法を、という話をまとめた。

エンシュア等に「とろみ」をつけて誤嚥を防ぐ

嚥下障害があるとエンシュアなどの経腸栄養剤は流動性が高く、誤嚥しやすい。そのリスクを避けようと「とろみ調整用食品」でとろみをつけようとしても、うまく混ざらないという経験はないだろうか。その解決策として、二度混ぜ法を紹介。併せてとろみ調整用食品の使用法も。

「肝炎体操」で筋肉を鍛えて肝機能の改善を

肝炎などの肝疾患では安静の必要性が強調されてきた。しかし、今や体を動かさずに筋肉を委縮させることは逆効果であるとして適度の運動がすすめられる。「第二の肝臓」とされる筋肉を鍛え、低下している肝機能を補完する方法として開発された「肝炎体操(10分体操)」を紹介する。

認知症の方との接し方がわかるガイドライン

65歳以上の高齢者の6人に1人に発症リスクがある認知症。家庭で職場で、あるいは街中で認知症の方と接する機会が増えている。そんなとき、対応に戸惑ったりすることがないように、あるガイドラインをもとに相手を混乱させないコミュニケーションの方法をまとめた。

高めの血圧対策に「高GABAトマト」も活用を

最近人気の栄養成分「GABA(ギャバ)」に高めの血圧を下げる効果があることをご存知だろうか。GABAは一部の生鮮野菜や果物などに含まれるが、トマトについては、GABA成分を強化した機能性表示食品やゲノム編集による「高GABAトマト」が血圧対策に活用できる。