自動排泄処理装置で排泄ケアの介護負担軽減を
介護保険が適用になる福祉用具の1つに、排泄ケアを受ける側の遠慮や気遣いとケアする側の負担を軽減できる「自動排泄処理装置」がある。寝たきりの状態で使用でき、おむつからの解放も期待できるこの装置について、使用するメリットや介護保険適用の条件等をまとめた。
介護保険が適用になる福祉用具の1つに、排泄ケアを受ける側の遠慮や気遣いとケアする側の負担を軽減できる「自動排泄処理装置」がある。寝たきりの状態で使用でき、おむつからの解放も期待できるこの装置について、使用するメリットや介護保険適用の条件等をまとめた。
デジタル技術により膀胱内の尿量を推定して排尿のタイミングを予測し、通知してくれるセンサー「排泄予測支援機器」が特定福祉用具販売の対象に加わった。購入費用が介護保険給付の適用となるのだ。膀胱が正常に機能している人はこの機器を活用してトイレでの排尿自立を。
在宅で療養生活を送るには、自立や安全のために車いすや歩行器どの福祉用具が必要になることが多い。この福祉用具のなかには、レンタルや購入する際に介護保険を利用できるものがある。その詳細と、福祉用具の選択・取扱いのプロである「福祉用具専門相談員」についてまとめた。
高齢者は、男女の別なく便秘になりやすい要因が重なりがち。「たかが便秘」と軽視し、市販薬や民間療法で対応していると深刻な事態につながるリスクがある。どのようなときに医療機関を受診すべきなのか、とりわけ急を要するのはどのような症状がでたときなのかをまとめた。
医療処置やケアが必要な状態のまま退院して自宅での療養生活に移る際は、何かと不安が伴うもの。そこで、医療保険サービスの一環として、退院前や退院後に病棟看護師等による訪問指導を受けることができるという制度が用意されている。利用に必要ないくつかの条件を説明する。
ホルモン補充療法には、更年期症状の改善のみならず骨粗鬆症や動脈硬化を予防する効果も期待できることが知られるにつれ、徐々に関心が高まっている。特に、50代、60代、そして70代からも、始める時期ややめどきへの問い合わせが多いと聞き、その辺りの話をまとめた。
高血圧対策としての減塩療法において最近注目の指標に「ナトカリ比」がある。塩分(ナトリウム)と野菜や果物に多く含まれるカリウムはバランスが大事で、ナトリウムを減らす一方でカリウムはたっぷり摂って、ナトカリ比を下げることを目標に減塩療法を、という話をまとめた。
嚥下障害があるとエンシュアなどの経腸栄養剤は流動性が高く、誤嚥しやすい。そのリスクを避けようと「とろみ調整用食品」でとろみをつけようとしても、うまく混ざらないという経験はないだろうか。その解決策として、二度混ぜ法を紹介。併せてとろみ調整用食品の使用法も。
肝炎などの肝疾患では安静の必要性が強調されてきた。しかし、今や体を動かさずに筋肉を委縮させることは逆効果であるとして適度の運動がすすめられる。「第二の肝臓」とされる筋肉を鍛え、低下している肝機能を補完する方法として開発された「肝炎体操」を紹介する。
65歳以上の高齢者の6人に1人に発症リスクがある認知症。家庭で職場で、あるいは街中で認知症の方と接する機会が増えている。そんなとき、対応に戸惑ったりすることがないように、あるガイドラインをもとに相手を混乱させないコミュニケーションの方法をまとめた。
最近人気の栄養成分「GABA(ギャバ)」に高めの血圧を下げる効果があることをご存知だろうか。GABAは一部の生鮮野菜や果物などに含まれるが、トマトについては、GABA成分を強化した機能性表示食品やゲノム編集による「高GABAトマト」が血圧対策に活用できる。
介護保険制度にはさまざまなサービスが用意されているが、それだけではカバーしきれないこともある。そこで各自治体は独自に介護保険以外の在宅サービスを各種用意して、在宅介護の充足を心がけている。そのサービスと利用時にかかる費用についてまとめた。
在宅療養者とその介護者を悩ませる「褥瘡(床ずれ)」。その発現や悪化の原因が睡眠薬や鎮静薬の副作用というケースが珍しくないことが指摘されている。薬が必要以上に効きすぎて過度の深い鎮静状態になり、寝返りも打たないまま長時間寝入っていることで床ずれが……。
高齢者の増加に伴い乳がん患者のピークは閉経後の60代後半に移っている。高齢者の乳がんも最善の治療は手術で、術後には失った乳房を代替する一つの選択肢として人工乳房が使われる。この着脱可能な人工乳房を医療用ウイッグの会社が開発し、外見ケアに生かしている。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうなか、高齢者の肺炎への関心が高まっている。高齢者の肺炎の原因菌で最も多い肺炎球菌は重症化しやすいのが特徴だが、日頃から健康的な生活を心がけていれば肺炎予防は可能だ。加えて、肺炎球菌ワクチンもある、という話を。