
「杖」を使いたくなったらまずは専門家に相談を
歩行中に転倒しそうになることが何回か続くと「杖」の使用を考える。最近はホームセンターなどでも簡単に購入できるが、自分に合った杖を選ぶには専門家のアドバイスを受けることをすすめたい。杖によっては介護保険でレンタルできるという話も。
女優の樹木希林さんの死は見事でした。どうすればあのような終わり方ができるのか――。終末期における医療・ケアの受け方を中心に、我が事として考えたあれこれを、綴ってみたいと思います。
歩行中に転倒しそうになることが何回か続くと「杖」の使用を考える。最近はホームセンターなどでも簡単に購入できるが、自分に合った杖を選ぶには専門家のアドバイスを受けることをすすめたい。杖によっては介護保険でレンタルできるという話も。
「糖尿病」という病名に患者の約9割が抵抗感や不快感を抱いていることが調査で明らかになった。病気の実態と病名にズレがあり、マイナスイメージが先行しがちであることが理由だ。病気の実態を正確に表す病名への変更に向けて動き出している。
梅雨明け直後の猛暑で熱中症リスクが高まっている。「こまめに水分と塩分の補給を」とテレビなどでもアピールしているが、高血圧で減塩中の方は「塩分はこのままでいいのか、増やすべきか」迷っているのではないだろうか。日本高血圧学会のHPにその答えを見つけた。
高齢者は、男女の別なく便秘になりやすい要因が重なりがち。「たかが便秘」と軽視し、市販薬や民間療法で対応していると深刻な事態につながるリスクがある。どのようなときに医療機関を受診すべきなのか、とりわけ急を要するのはどのような症状がでたときなのかをまとめた。
医療処置やケアが必要な状態のまま退院して自宅での療養生活に移る際は、何かと不安を伴うもの。そこで、医療保険サービスの一環として、退院前や退院後に病棟看護師等による訪問指導を受けることができるという制度が用意されている。利用に必要ないくつかの条件を説明する。
ホルモン補充療法には、更年期症状の改善のみならず骨粗鬆症や動脈硬化を予防する効果も期待できることが知られるにつれ、徐々に関心が高まっている。特に、50代、60代、そして70代からも、始める時期ややめどきへの問い合わせが多いと聞き、その辺りの話をまとめた。
高血圧対策としての減塩療法において最近注目の指標に「ナトカリ比」がある。塩分(ナトリウム)と野菜や果物に多く含まれるカリウムはバランスが大事で、ナトリウムを減らす一方でカリウムはたっぷり摂って、ナトカリ比を下げることを目標に減塩療法を、という話をまとめた。
肝炎などの肝疾患では安静の必要性が強調されてきた。しかし、今や体を動かさずに筋肉を委縮させることは逆効果であるとして適度の運動がすすめられる。「第二の肝臓」とされる筋肉を鍛え、低下している肝機能を補完する方法として開発された「肝炎体操」を紹介する。
最近人気の栄養成分「GABA(ギャバ)」に高めの血圧を下げる効果があることをご存知だろうか。GABAは一部の生鮮野菜や果物などに含まれるが、トマトについては、GABA成分を強化した機能性表示食品やゲノム編集による「高GABAトマト」が血圧対策に活用できる。
在宅療養者とその介護者を悩ませる「褥瘡(床ずれ)」。その発現や悪化の原因が睡眠薬や鎮静薬の副作用というケースが珍しくないことが指摘されている。薬が必要以上に効きすぎて過度の深い鎮静状態になり、寝返りも打たないまま長時間寝入っていることで床ずれが……。
高齢者の増加に伴い乳がん患者のピークは閉経後の60代後半に移っている。高齢者の乳がんも最善の治療は手術で、術後には失った乳房を代替する一つの選択肢として人工乳房が使われる。この着脱可能な人工乳房を医療用ウイッグの会社が開発し、外見ケアに生かしている。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうなか、高齢者の肺炎への関心が高まっている。高齢者の肺炎の原因菌で最も多い肺炎球菌は重症化しやすいのが特徴だが、日頃から健康的な生活を心がけていれば肺炎予防は可能だ。加えて、肺炎球菌ワクチンもある、という話を。
新型コロナウイルスのワクチンでお馴染みの米製薬大手ファイザー社がドイツのビオンテックと共同で「メッセンジャーRNA」による帯状疱疹ワクチンの開発に着手との報が流れた。折しも、高齢者を中心に帯状疱疹で受診する患者が増えているとのこと。どんな病気で治療法は?
お風呂好きで、入浴のたびに長風呂をしたり、体をゴシゴシ洗う習慣のある高齢者は「湿疹などのないかゆみ」に悩まされることが多い。加齢とともに減少している皮脂をさらに減らし、乾燥肌にさせていることが原因だ。入浴方法の見直しや保湿剤の使用に加え、下着は木綿ものを。
「お酢ダイエット」という言葉があるように、お酢には「内臓脂肪を減少させる」「ダイエット効果がある」「食後血糖値の上昇を防ぐ」効果があるとして、毎日飲んでいる方が少なくない。しかし、お酢を飲んでいるだけでは、言われている健康効果は期待できないという話を。