
「エンシュア」に「とろみ」をつけて誤嚥を防ぐ
嚥下障害があるとエンシュアなどの経腸栄養剤は流動性が高く、誤嚥しやすい。そのリスクを避けようと「とろみ調整用食品」でとろみをつけようとしても、うまく混ざらないという経験はないだろうか。その解決策として、二度混ぜ法を紹介。併せてとろみ調整用食品の使用法も。
女優の樹木希林さんの死は見事でした。どうすればあのような終わり方ができるのか――。終末期における医療・ケアの受け方を中心に、我が事として考えたあれこれを、綴ってみたいと思います。
嚥下障害があるとエンシュアなどの経腸栄養剤は流動性が高く、誤嚥しやすい。そのリスクを避けようと「とろみ調整用食品」でとろみをつけようとしても、うまく混ざらないという経験はないだろうか。その解決策として、二度混ぜ法を紹介。併せてとろみ調整用食品の使用法も。
食が細くなったとか、食事中にむせたり咳き込むことが多くなるなど、食事だけでは十分な栄養を補えないものの経腸栄養剤の処方を受けられないときに頼りになるのが市販の栄養補助食品だ。今回は歯の治療で満足に食事を摂れない経験を生かし、明治メイバランスを試飲してみた。
食事代わり、または食事の不足分を補おうと経腸栄養剤を活用する高齢者は少なくない。数ある経腸栄養剤のなかでハイカロリータイプの「エンシュア・H」は人気と聞くが、その「コーヒー味」が、今どきの味から高齢者の嗜好に合わせた風味にリニューアルされたことを紹介する。
「エンシュア」などの経腸栄養剤を食事の不足分を補う目的で飲んでいる方は、エンシュアを飲むタイミングや飲み方で悩む方が少なくない。食前に一気に飲めば食欲が落ちて食事を十分摂れないし、その逆も……。そんな問題をクリアする方法を紹介する。
コロナ禍でステイホームの時間が長くなり、活動量が減ったことにより食が進まずに痩せてきた方はいないだろうか。普通の食事をエンシュア・リキッドでカバーしていた叔父が、甘さと濃さで飲みにくいと、「ラコール」という総合栄養剤に替えてもらった話を紹介する
エンシュアのような栄養ドリンク剤を食事代わりにしたいが牛乳アレルギーのために飲めない方には、エレンタールがおすすめだ。ただ、薬剤独特の味や匂いがあり長く続けにくいという難点がある。専用のフレーバーなども用意されているが、さらにおいしく飲む工夫をまとめた。
胃瘻や点滴などによる人工的栄養法を嫌い、口から食べることにこだわる人は少なくない。その際はエンシュアやエネーボ等の経口可能な経腸栄養剤が頼りになる。だが、牛乳アレルギーでそれらを利用できない方には安心して摂取可能なエレンタールを紹介する。
胃瘻や胃チューブに頼らずに最後まで自分の口で食べる選択をする患者に人気の「エンシュア・リキッド」。だが、歳を重ねるにつれ小食となり、1缶を飲み切れなくなることも珍しくない。そんな人のためにと、少量でも高たんぱく・高カロリーを補給できるイノラスを紹介する。
エンシュアを食事代わりにしている先輩から、「エネーボ」という経腸栄養剤を併用することに意見を求められた。調べてみると、エンシュアに含まれていない微量元素や栄養成分が含まれている。たんぱく質含有量も多いのだが、最終判断はかかりつけ医になろう。
クダやチューブを介しての人工栄養を嫌い、口から食べることにこだわるときにエンシュアは強力な助っ人だ。しかし、その濃厚さゆえに下痢をしやすく、そのために諦めてしまうことは珍しくない。が、室温程度の温かさにして少量ずつゆっくり飲めば、下痢は防げるという話を。
80代の母親の在宅介護を続ける友人から「半年ほど続けてきた胃ろうからの栄養補給を中止して自然にゆだねたいと母親が言い出した」と相談を受けた。もちろん本人の意思で中止はできるのだが、いくつか条件はある。そのことと、中止した後の口から食べる話をまとめた。
摂食嚥下障害があり医師から胃ろうなどの人工栄養を提案される人のなかには、食べる動作を工夫さえすれば自分自身で口から食べることができるという例が少なくない。そんな方のために、現役看護師が考案した画期的な「KT(口から食べる)スプーン」を紹介する。
食事による栄養補給が難しくなっても人工栄養ではなく「口から食べる」ことにこだわりたいとき、エンシュアは強力な味方だ。が、介護保険施設ではコストの関係で、医薬品であるエンシュアを処方してもらえないことがある。その理由と代替品についてまとめた。
「エンシュア」というドリンクタイプの総合栄養剤については、胃瘻などの人工栄養に代わる選択肢として考える際に、「どこまで食事に代われるのか」との疑問を持つ方は多い。そこで、実際「エンシュア」を食事代わりにしている方の話や体験をまとめてみた。
エンシュア・リキッドを食事として栄養を確保しているがん患者や高齢者が増えている。必要な栄養素がバランスよく配合されていて、味もバニラ味、コーヒー味など何種類か用意されているのだが、もともとの栄養価を下げずにおいしく飲むには少しの工夫も必要だ。