
タマネギの血液サラサラ効果と硫化アリルの話
某循環器医曰く「カレーの薬味には福神漬けよりラッキョウがおすすめ」とのこと。ラッキョウに含まれる「硫化アリル」が消化・吸収を促すそうだ。この硫化アリルは、タマネギにも多く含まれていて、ご存知の血液サラサラ効果も硫化アリルの効能、という話を紹介する
女優の樹木希林さんの死は見事でした。どうすればあのような終わり方ができるのか――。終末期における医療・ケアの受け方を中心に、我が事として考えたあれこれを、綴ってみたいと思います。
某循環器医曰く「カレーの薬味には福神漬けよりラッキョウがおすすめ」とのこと。ラッキョウに含まれる「硫化アリル」が消化・吸収を促すそうだ。この硫化アリルは、タマネギにも多く含まれていて、ご存知の血液サラサラ効果も硫化アリルの効能、という話を紹介する
古くから語られてきた健康法「頭寒足熱」が、寒さが厳しい冬に起きがちな血圧トラブル防止には欠かせない、という話を書いてみた。暖房は部屋全体の温度管理に気を奪われがちだが、大事なのは足元を冷やさないこと。ホットカーペットやふくらはぎを温めるレッグウォーマーの活用を。
家庭血圧測定に水銀血圧計を使用している人は少なくない。ただ、水銀血圧計の製造・販売は今年いっぱいで禁止される。と言っても、使い続けることはできるのだが、定期的なメンテナンスをメーカーに頼みにくくなりそうだ。そこで、水銀血圧計の自己点検方法をまとめてみた。
嗜好品外来をご存じだろうか。さまざまな健康情報が氾濫するなかにあって、生活習慣病予備軍を主な対象に、確かな情報を伝えて病気を未然に防ぐ診療を行っている。極力薬に頼らないをモットーに、科学的根拠のあるチョコなど等の嗜好品を活用するユニークな取り組みを紹介。
コロナ禍は食生活に深刻な影響を与えている。国立循環器病研究センターのWeb調査では、間食の回数が増えたり、外出自粛による調理済み食品の利用が増え、結果として塩分過多の傾向が伺える。挫折しがちな従来型減塩食から、「かるしお」減塩食への転換をすすめたい。
減塩に挑戦している人は、高血圧や高血圧関連疾患の患者だけで4300万人に及ぶと推定されている。減塩食には美味しくないイメージも強く、実際味気のなさから長続きしない。そこで日本高血圧学会は、減塩効果の期待できる食品のリストを作成し公開している。その紹介を。
「高血圧患者は新型コロナウイルスに感染しやすい」「一部の降圧剤が新型コロナウイルス感染症を重症化させる」など、確たる根拠のない「うわさ」レベルの情報が飛び交うなか、日本高血圧学会がまとめた高血圧患者に求められる生活上の留意点を紹介する。
高血圧の診断、治療をより適正に進めるうえで、本人が毎日決めた時間に、同じ条件で自分で測定して得られる家庭血圧測定値が貴重な情報であることはよく知られている。この家庭血圧測定に水銀血圧計を使用している方に、水銀血圧計の早めの切り替えをおすすめする。
脳卒中は冬に多いと思いがちだが、実は夏こそ多い。特に脳梗塞は熱中症の手前の脱水により、脳血管内で血栓が詰まりやすくなる。不整脈が原因で心臓にできた血栓が脳にとんで起こす心原性脳塞栓症にも注意が必要。日本脳卒中協会の脳卒中予防10か条の再確認を。
5年ぶりに改訂された「高血圧治療ガイドライン2019」。基準値は据え置かれたものの、降圧目標値は10㎜Hg引き下げられ、より厳しくなっている。降圧治療の基本は減塩だ。この1日摂取目標量も来年度から0.5㌘減が予定されている。そのポイントは……。
今や重曹は、食品添加物や掃除用洗剤、さらには口臭や体臭の消臭剤としても人気だ。しかし「NAHCO3」という化学式が示すようにナトリウム化合物であるため、高血圧で減塩を心がけている人には注意が必要だ。市販の健胃剤にも重曹入りのものがあって要注意だ。
急に夏日になり熱中症予防が必要になってきた。「こまめに水分と塩分の補給を」とテレビなどでもアピールしているが、高血圧で減塩中の方は「塩分はこのままでいいのか、増やすべきか」迷っているのではないだろうか。日本高血圧学会のHPにその答えを見つけた。
高血圧の改善に塩分制限は欠かせないが、外食や出来合いの弁当などを多用していると減塩は難しい。そこで、余分な塩分を追い出してくれるカリウムの多い食品を摂ることをすすめたい。カリウムを多く含む食材の筆頭として、野菜と果物の上手な摂り方を紹介する。