痛みや苦痛について一覧

痛みの緩和に「いたみノート」アプリの活用を

痛みは本人にしかわからない個人的かつ主観的な感覚で、客観的に評価することはまずできない。それを可能にする試みがいくつか進められている。その1つ、スマホアプリの「いたみノート」を紹介する。自分で記録したものを「痛み日誌」として医師と共有し、痛みの緩和に活用を。

心不全によるつらさも我慢しないで緩和ケアを

緩和ケアはがん患者のためのものと考えがちだが、そうではない。心不全に伴う息苦しさなどの苦痛やつらさを和らげるためにも緩和ケアが欠かせない。緩和ケアの目的は同じだが、症状が異なるようにケア内容も違ってくる。ただ、我慢しないでつらさを伝えることの大切さは同じだ。

男性がん患者向けに外見ケアガイドブック

頭髪の脱毛や皮膚の色素沈着、手術跡など、がん治療による外見の変化を悩むのは女性がん患者に限らない。男性がん患者も、見た目の悪さに加えて仕事への影響も気にしてつらい日々を送っている。そんな悩みの解決に取り組むケアチームがまとめたガイドブックを紹介する。

がんと向き合う人の心を支える精神腫瘍医

精神腫瘍学が専門の「精神腫瘍医」がいることはあまり知られていない。がんの多くは治るようになっているが、なかには治療自体が困難ながんもあり、がんは死に至る病という印象は依然強く残っている。そんななかがん患者の不安や苦悩と向き合う精神腫瘍医のことを書いてみた。

がんの痛みが「しびれる」「ビリビリする」とき

がんの痛みの90%以上はWHOが提唱している治療法により緩和できるようになっている。しかし残りの10%には神経ががんの刺激を受けていることが多く、その緩和には別のタイプの薬を併用する必要がある。その判断には、痛みの性質を医師に伝えることが重要だ。