健康食品による健康被害を未然に防ぐために
このところ健康食品への信頼が大きく揺らいでいる。紅麹の一件はその最たる一因だが、東京都が実施した調査でも、健康食品の84%に不適正表示・広告が発見されている。その概要を紹介しつつ、健康食品による健康被害を未然に防ぐためにすべきことをまとめた。
女優の樹木希林さんの死は見事でした。どうすればあのような終わり方ができるのか――。終末期における医療・ケアの受け方を中心に、我が事として考えたあれこれを、綴ってみたいと思います。
このところ健康食品への信頼が大きく揺らいでいる。紅麹の一件はその最たる一因だが、東京都が実施した調査でも、健康食品の84%に不適正表示・広告が発見されている。その概要を紹介しつつ、健康食品による健康被害を未然に防ぐためにすべきことをまとめた。
高血圧などで医師の処方薬を継続して服用していると、毎月のように薬の処方を受けるだけの通院を負担に感じることはないだろうか。この4月から導入された「リフィル処方箋」なら、その負担が軽減される。このリフィル処方箋を受けられる条件と使用法をまとめた。
医師や薬剤師からジェネリック医薬品への切り替えを提案され、答えに窮した経験はないだろうか。薬代が安くなることや飲みやすい剤形になっていることは魅力だが、有効成分は同じでも添加物は違うこと、ジェネリック医薬品のない先発医薬品があることは知っておきたい。
血液をサラサラにして固まりにくくし、血栓がつくられるのを防ぐ抗血栓薬の服用者は500万人を超えると聞く。心筋梗塞や脳梗塞などの治療・再発予防に欠かせない薬だ。だが、血液をサラサラにするために出血すると止血しにくいため、服用中は注意すべきことが多いことをまとめた。
2020年9月から薬局薬剤師には、処方薬の服用や管理につき服薬期間中の患者をフォローアップすることが義務づけられている。同時に、処方医が訪問の必要があると判断し、その指示書を発行した際は、薬剤師が訪問サービスを行うことになった。その詳細を紹介する。
高齢者の転倒・転落による頭部外傷患者が増えている。その際、血液をサラサラにする抗血栓薬を服用していると、頭蓋内出血が止まりにくく、時間の経過とともに深刻な事態に陥るケースが少なくない。抗血栓薬服用者はその点を理解し、服用薬名を明記したお薬手帳の携帯を。
インフルエンザや風邪で発熱すると抗生物質(抗菌薬)がほしくなるが、かつてのように簡単には処方してもらえなくなっている。その背景にある「薬剤耐性」「薬剤耐性菌」について理解を深めておくことは、事前指示として抗生物質の使用について意思決定する上で必須だろう。
薬の有効成分を徐々に放出させることにより薬の効果が長時間続くように、表面を加工した薬剤がある。「徐放剤」と呼ばれるこのタイプの薬を、自己判断でカットしたり。粉砕したりした服用すると、思わぬ症状に見舞われることがあり注意が必要、という話を書いてみました。
日本人の8人に1人は悩まされているという便秘。特に長引く頑固な便秘に酸化マグネシウム製剤の便秘薬を愛用している方も多いと聞く。が、その副作用である高マグネシウム血症について、注意喚起のリーフレットが、この8月、新たに公表された。そのポイントを紹介する。
慢性疾患で定期的にかかりつけ医の診療を受け、定時処方を受けている人には、この時期、新型コロナウイルスの感染リスクの高い医療機関に出掛けて行くのは不安だろう。この際、出掛ける必要のないオンライン診療、オンライン服薬指導を活用してみてはどうか。その方法をまとめた。
薬と食べ物や飲み物には相性の問題がある。特に高齢者の多くが服用している降圧薬のカルシウム拮抗薬には、グレープフルーツ(ジュース)と同時に摂ると、血圧が下がりすぎるタイプのものがある。処方を受ける際には、その点を確認しておくことをお忘れなく。
高齢になりかかる診療科が増えると飲む薬の種類も多くなり、飲み忘れや薬の取り違えといったトラブルが起きがちだ。同時に、複数の薬の飲み合わせリスクの問題もある。こうした問題は、かかりつけ薬局・薬剤師に服薬管理を託すことでクリアできるという話をまとめた。
漢方薬については、西洋医学で処方される薬に比べ「副作用が無くて安心」というイメージがある。しかし薬である以上は、主作用としての効果があれば副作用があるのは当然だ。漢方薬の処方は漢方医学の知識がなしには難しく、一概には安心とは言えないようだ。
薬の飲み合わせにリスクがあるように、薬と食事の食べ合わせにもリスクがあります。その代表が、高齢者の循環器疾患治療に使われることの多い抗凝固阻止剤と納豆です。薬の処方を受けたら食事や飲み物の影響の有無を確認する習慣をつけたいものです。
複数の診療科を受診してその都度薬の処方を受け、何種類もの薬を同時に服用しているという方は少なくないでしょう。そんなとき気をつけたい薬の飲み合わせによる弊害と、その予防に活用したい「お薬手帳」と「電子お薬手帳」について書いてみました。