続けている胃ろうを中止して自然にゆだねたい
80代の母親の在宅介護を続ける友人から「半年ほど続けてきた胃ろうからの栄養補給を中止して自然にゆだねたいと母親が言い出した」と相談を受けた。もちろん本人の意思で中止はできるのだが、いくつか条件はある。そのことと、中止した後の口から食べる話をまとめた。
女優の樹木希林さんの死は見事でした。どうすればあのような終わり方ができるのか――。終末期における医療・ケアの受け方を中心に、我が事として考えたあれこれを、綴ってみたいと思います。
80代の母親の在宅介護を続ける友人から「半年ほど続けてきた胃ろうからの栄養補給を中止して自然にゆだねたいと母親が言い出した」と相談を受けた。もちろん本人の意思で中止はできるのだが、いくつか条件はある。そのことと、中止した後の口から食べる話をまとめた。
誤嚥リスクなどにより食事だけではカロリーも栄養素も十分とれないときは、不足分をエンシュア・リキッドなどの経腸栄養剤で補うことができる。あるいは経腸栄養剤を食事代わりにすることも。その際に利用できる経腸栄養剤の特長と効率的な利用方法をまとめた。
誤嚥リスクのある方の食事にと、ペースト食などとろみ付き食事の商品化が進んでいる。一方で水分補給に必須のお茶の類は、その都度とろみを付ける手間が必要だったが、その手間を省ける商品が市販されている。炭酸飲料やエンシュアなどのとろみの付け方も紹介する。
嚥下障害があるとエンシュアなどの経腸栄養剤は流動性が高く、誤嚥しやすい。そのリスクを避けようと「とろみ調整用食品」でとろみをつけようとしても、うまく混ざらないという経験はないだろうか。その解決策として、二度混ぜ法を紹介。併せてとろみ調整用食品の使用法も。
食事代わり、または食事の不足分を補おうと経腸栄養剤を活用する高齢者は少なくない。数ある経腸栄養剤のなかでハイカロリータイプの「エンシュア・H」は人気と聞くが、その「コーヒー味」が、今どきの味から高齢者の嗜好に合わせた風味にリニューアルされたことを紹介する。
「エンシュア」などの経腸栄養剤を食事の不足分を補う目的で飲んでいる方は、エンシュアを飲むタイミングや飲み方で悩む方が少なくない。食前に一気に飲めば食欲が落ちて食事を十分摂れないし、その逆も……。そんな問題をクリアする方法を紹介する。
胃瘻や胃チューブに頼らずに最後まで自分の口で食べる選択をする患者に人気の「エンシュア・リキッド」。だが、歳を重ねるにつれ小食となり、1缶を飲み切れなくなることも珍しくない。そんな人のためにと、少量でも高たんぱく・高カロリーを補給できるイノラスを紹介する。
エンシュアを食事代わりにしている先輩から、「エネーボ」という経腸栄養剤を併用することに意見を求められた。調べてみると、エンシュアに含まれていない微量元素や栄養成分が含まれている。たんぱく質含有量も多いのだが、最終判断はかかりつけ医になろう。
クダやチューブを介しての人工栄養を嫌い、口から食べることにこだわるときにエンシュアは強力な助っ人だ。しかし、その濃厚さゆえに下痢をしやすく、そのために諦めてしまうことは珍しくない。が、室温程度の温かさにして少量ずつゆっくり飲めば、下痢は防げるという話を。
食事による栄養補給が難しくなっても人工栄養ではなく「口から食べる」ことにこだわりたいとき、エンシュアは強力な味方だ。が、介護保険施設ではコストの関係で、医薬品であるエンシュアを処方してもらえないことがある。その理由と代替品についてまとめた。
「エンシュア」というドリンクタイプの総合栄養剤については、胃瘻などの人工栄養に代わる選択肢として考える際に、「どこまで食事に代われるのか」との疑問を持つ方は多い。そこで、実際「エンシュア」を食事代わりにしている方の話や体験をまとめてみた。
エンシュア・リキッドを食事として栄養を確保しているがん患者や高齢者が増えている。必要な栄養素がバランスよく配合されていて、味もバニラ味、コーヒー味など何種類か用意されているのだが、もともとの栄養価を下げずにおいしく飲むには少しの工夫も必要だ。
がん患者や誤嚥性肺炎のリスクにより口から食べることを「やめたほうがいい」と医師から言われる高齢者の間で、「エンシュア・リキッド」という栄養剤が人気と聞く。医薬品だから医師の処方が必要だが、胃瘻などの人工栄養を選択する前に検討してみてはどうか。