
胃の切除術後は鉄分とカルシウム補給を
一昔前ほどではないものの、依然として日本人に多い胃がんで3分の2の胃を切除したパートナーの食事を託されて8年余り。鉄分とカルシウムの補給を日々心掛け、あれこれ自分なりに工夫してきたことをまとめてみた。お陰様で胃がんは克服できたようです。
女優の樹木希林さんの死は見事でした。どうすればあのような終わり方ができるのか――。終末期における医療・ケアの受け方を中心に、我が事として考えたあれこれを、綴ってみたいと思います。
一昔前ほどではないものの、依然として日本人に多い胃がんで3分の2の胃を切除したパートナーの食事を託されて8年余り。鉄分とカルシウムの補給を日々心掛け、あれこれ自分なりに工夫してきたことをまとめてみた。お陰様で胃がんは克服できたようです。
減塩に挑戦している人は、高血圧や高血圧関連疾患の患者だけで4300万人に及ぶと推定されている。減塩食には美味しくないイメージも強く、実際味気のなさから長続きしない。そこで日本高血圧学会は、減塩効果の期待できる食品のリストを作成し公開している。その紹介を。
精神腫瘍学が専門の「精神腫瘍医」がいることはあまり知られていない。がんの多くは治るようになっているが、なかには治療自体が困難ながんもあり、がんは死に至る病という印象は依然強く残っている。そんななかがん患者の不安や苦悩と向き合う精神腫瘍医のことを書いてみた。
高齢者には男女の別なく便秘に悩む人が多い。薬に頼らず便通を図る手軽な対策として、ヨーグルトによる腸内環境の改善がすすめられるが、高齢者には「ヨーグルトは苦手」な人が多い。そんな方に、最近研究開発により商品化された「ゆずちゃんゼリー」を紹介する。
がんには病気のこと、治療のこと、仕事のこと、予後のこと等々、悩みごとが多い。1人で悩む前に、全国に設置されている「がん相談支援センター」に相談してみることをすすめたい。誰でも無料で、希望すれば匿名でも専門家のアドバイスを受けることができるのが魅力だ。
高血圧の診断、治療をより適正に進めるうえで、本人が毎日決めた時間に、同じ条件で自分で測定して得られる家庭血圧測定値が貴重な情報であることはよく知られている。この家庭血圧測定に水銀血圧計を使用している方に、水銀血圧計の早めの切り替えをおすすめする。
寝たきりや車いすに座りっぱなしでいるとできやすい床ずれ。早めに気づき、適切に対処すれば傷の悪化を食い止めることができる。その対策として、時間ごとの体位交換、除圧効果のあるマットレスやクッションなどの福祉用具の活用、栄養や薬の面での注意点をまとめた。
がんの痛みの90%以上はWHOが提唱している治療法により緩和できるようになっている。しかし残りの10%には神経ががんの刺激を受けていることが多く、その緩和には別のタイプの薬を併用する必要がある。その判断には、痛みの性質を医師に伝えることが重要だ。
脳卒中は冬に多いと思いがちだが、実は夏こそ多い。特に脳梗塞は熱中症の手前の脱水により、脳血管内で血栓が詰まりやすくなる。不整脈が原因で心臓にできた血栓が脳にとんで起こす心原性脳塞栓症にも注意が必要。日本脳卒中協会の脳卒中予防10か条の再確認を。
食事中にむせたり、水を飲むと咳き込んだりの積み重ねによって起こる誤嚥性肺炎は、高齢者には死に直結する大問題。その予防に、歯科医師が開発した舌の筋力アップのためのトレーニングボトルを紹介する。形状も機能も哺乳ビンによく似たボトルで手軽に訓練できる。
5年ぶりに改訂された「高血圧治療ガイドライン2019」。基準値は据え置かれたものの、降圧目標値は10㎜Hg引き下げられ、より厳しくなっている。降圧治療の基本は減塩だ。この1日摂取目標量も来年度から0.5㌘減が予定されている。そのポイントは……。
今や重曹は、食品添加物や掃除用洗剤、さらには口臭や体臭の消臭剤としても人気だ。しかし「NAHCO3」という化学式が示すようにナトリウム化合物であるため、高血圧で減塩を心がけている人には注意が必要だ。市販の健胃剤にも重曹入りのものがあって要注意だ。
認知症症状が進むにつれ意思の疎通が難しくなってくると、ともすれば「認知症だから」と諦めがちではないだろうか。しかし症状が進んでも相手の表情を読み取る能力は残っているケースが多いことが研究で明らかにされている。穏やかな態度と笑顔で接する心がけを。
血液さらさら効果などにより動脈硬化対策にDHA・EPAがいいことはよく知られている。サプリメントで補給している人も少なくないが、毎日の食事で青魚を食べて補給することをすすめたい。新鮮なうちに刺身で食べるのが一番だが、缶詰も負けていない。その選び方を……。
がん治療中は副作用などにより食欲が低下して栄養状態を良好に保つことが難しく、低栄養から「悪液質」の状態に陥りやすい。治療効果を上げるためには、動物性・植物性のたんぱく質をバランスよく摂り、栄養確保に力を入れる必要がある。そのポイントをまとめた。