肺炎球菌感染症の予防にワクチン接種を忘れずに
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうなか、高齢者の肺炎への関心が高まっている。高齢者の肺炎の原因菌で最も多い肺炎球菌は重症化しやすいのが特徴だが、日頃から健康的な生活を心がけていれば肺炎予防は可能だ。加えて、肺炎球菌ワクチンもある、という話を。
女優の樹木希林さんの死は見事でした。どうすればあのような終わり方ができるのか――。終末期における医療・ケアの受け方を中心に、我が事として考えたあれこれを、綴ってみたいと思います。
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうなか、高齢者の肺炎への関心が高まっている。高齢者の肺炎の原因菌で最も多い肺炎球菌は重症化しやすいのが特徴だが、日頃から健康的な生活を心がけていれば肺炎予防は可能だ。加えて、肺炎球菌ワクチンもある、という話を。
新型コロナウイルスのワクチンでお馴染みの米製薬大手ファイザー社が新しいタイプの帯状疱疹ワクチンの開発に着手との報が流れた。折しも、高齢者を中心に帯状疱疹で受診する患者が増えているとのこと。どんな病気で予防のためのワクチンは?
お風呂好きで、入浴のたびに長風呂をしたり、体をゴシゴシ洗う習慣のある高齢者は「湿疹などのないかゆみ」に悩まされることが多い。加齢とともに減少している皮脂をさらに減らし、乾燥肌にさせていることが原因だ。入浴方法の見直しや保湿剤の使用に加え、下着は木綿ものを。
「お酢ダイエット」という言葉があるように、お酢には「内臓脂肪を減少させる」「ダイエット効果がある」「食後血糖値の上昇を防ぐ」効果があるとして、毎日飲んでいる方が少なくない。しかし、お酢を飲んでいるだけでは、言われている健康効果は期待できないという話を。
高齢者にしばしばみられる「せん妄」は「認知症」の症状と思われがちだ。しかしせん妄は、「寝ぼけ」のような一種の意識障害であり、認知機能の低下による認知症とは症状の現れ方が明らかに違う。対応を誤らないためには、両者の違いを知っておくことが大切だ。
緩和ケアはがん患者のためのものと考えがちだが、そうではない。心不全に伴う息苦しさなどの苦痛やつらさを和らげるためにも緩和ケアが欠かせない。緩和ケアの目的は同じだが、症状が異なるようにケア内容も違ってくる。ただ、我慢しないでつらさを伝えることの大切さは同じだ。
あらゆる心臓病の終末像とされる心不全患者の急増を受け「心不全療養指導士」が誕生し、活動を始めている。心不全は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら徐々に進行する。個々の生活に合った悪化スピードを遅らせる心不全との付き合い方をプロに学ばない手はないだろう。
人知れず便秘に悩む日本人は1千万人を優に超えると推計されている。特に高齢者に多いのだが、数ある対策のなかで、シンバイオティクス効果を期待できる「ヤクルト400W」を、「シンバイオティクスとは何か」と併せて紹介する。食事を工夫すればシンバイオティクス効果も……。
高齢者には口臭が強い方が多いと言われる。その割合は10人に4人とも聞くが、その多くは年齢や健康状態に関係なく誰にでもある生理的口臭かドライマウスによるものだ。ただ、なかには病気が原因で起こる口臭もある。この病的口臭は原因を明らかにしてから消臭対策を。
更年期以降の女性に多い骨粗鬆症は、骨折や猫背、変形性関節症につながりやすい。予防策の要は、早い時期から定期的に骨量チェックを行うこと。最近は体組成計で推定骨量をチェックできるが、自治体の骨粗鬆症検診を受診して、検診後の指導も受けておきたい。予防にはミカンも。
「膝の痛み」の原因は多々あるが、40歳を過ぎて自覚する膝の痛みは、関節内の軟骨がすり減って滑りが悪くなることによる加齢変化だ。その軟骨部分に過分な負担がかからないよう、正座や和式トイレの利用、階段の昇降、長距離の歩行を避け、ベルトタイプのサポーター着用を。
生鮮野菜の「高知なす」に豊富に含まれるコリンエステルに血圧を改善する効果があることが確認され、機能性表示食品の仲間入りをしている。高血圧のなかでも若い世代に多い拡張期血圧(下の血圧)が高い高血圧で効果が期待できるとのこと。簡単な調理法も含め紹介する。
心不全については、あらゆる心臓病の終末像として説明されることが少なくない。しかし、心不全が仮に慢性化するようなことがあっても、専門学会作成の「心不全手帳」を活用してセルフケアを徹底すれば、悪化にブレーキをかけることはできる。この手帳の概要を紹介する。
高血圧のなかには診察室血圧は正常範囲でも、家庭で測定すると高血圧を示す「仮面高血圧」がある。そのなかに「早朝高血圧」と言って、起床する時点ですでに血圧が上がっていて、脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクが高いタイプがあり、その発見には家庭血圧測定が必須だ。
高血圧か否かに関係なく日本人には減塩が必要だ。1日に摂取している塩分の7割弱は調味料から、3割強は食品の隠れ塩分からとの報告がある。それはどんな食品か、その見分け方、「無塩」「低塩」「減塩」の違い、隠れ塩分を摂ってしまったときの対策等をまとめた。