南アフリカ産「ルイボスティー」で免疫力アップ

ルイボスティー

不老長寿の飲み物として
現地で人気のルイボスティー

「ルイボスティー」に夢中になり、毎日のように飲んでいたことがあります。

しばしご無沙汰していたのですが、新型コロナウイルス蔓延の今、感染対策に必須の免疫力アップにいいことを思い出して、また飲み始めました。

ルイボスティーとは、ちょっとシックな赤い色が魅力の南アフリカ産の飲み物です。

南アフリカでは、先住民が主流だった時代から、「万病を防ぐお茶」「不老長寿の飲み物」として、多くの人に愛飲されてきたと聞きます。

それがごく最近、「万病を防ぐ」とか「不老長寿の飲み物」となぜいわれるのか、その根拠が、科学的に解明され、公表されました。

これを受け、南アフリカ産ルイボスティーが世界中に知られるところとなり、西欧諸国でも、そして日本でも愛飲者がいっきに増えています。

ルイボスティーの何が人々をそれほど惹きつけるのでしょうか。今日はその話を書いてみたいと思います。

ルイボスティーに
免疫力を高める抗酸化物質

健康に関心のある方なら、「活性酸素(かっせいさんそ)」という言葉を聞いたことがあると思います。

活性酸素は、私たちが健康を維持していくうえで、本来必要なものですから、からだの中に一定量あるぶんには何ら問題はありません。

ところが、さまざまな原因で体内の活性酸素が増えすぎることがあります。

増えすぎた活性酸素には、健康な細胞まで攻撃して、いろいろな健康トラブルを引き起こすという困った性質があります。

わかりやすい例を挙げると、女性にとって美容上大敵であるシワやシミ――。どちらも、増えすぎた活性酸素が原因です。

がんや胃炎、膵炎といった炎症性の疾患、さらには脳血栓や心筋梗塞のような病気を引き起こす血液中の過酸化物質も、増えすぎた活性酸素のいたずらによるものです。

ルイボスティーの抗酸化物質が活性酸素を無毒化する

この、体内で増えすぎて過剰になった活性酸素を分解し、無毒化することにより、さまざまな健康トラブルを予防してくれる酵素*があることがわかっています。

ルイボスティーには、この酵素にとてもよく似た、抗酸化作用のある物質が含まれていることが科学的に実証されたのです。

ルイボスティーを飲むと、この物質が体内に入り込み、仕事や人間関係によるストレスなどで増えている活性酸素を無毒化し、免疫力を高める手助けをもしてくれるというわけです。

この効果を期待して、老いも若きも、また性別も関係なく、人々はルイボスティーに魅かれるのではないでしょうか。

*この酵素は「SDO」と呼ばれる。正式にはSuperoxide Dismutase(スーパーオキサイド・ディスムターゼ)で、日本語に訳せば「活性酸素除去酵素」。
文字どおり抗酸化物質の一種である。ちなみに抗酸化物質とは、鉄がサビるように、細胞が活性酸素などにより酸化して、身体機能がサビつくのを防ぐ物質をいう。

天然ミネラル豊富な
ルイボスティー

ルイボスティーを習慣的に飲み続けることには、抗酸化作用とは別にもう一点、大きなメリットがあります。

それは、多彩な天然ミネラルをバランスよく補ってくれることです。

ルイボスティーは、「ルイボス」と呼ばれるマメ亜科の針葉樹の葉っぱ、かんたんに言えばマツやスギにみられる針のように細長い葉っぱを原料にしています。

この葉っぱは、枝についている間は新緑色をしています。ところが秋が近づくと、ツツジやモミジのように赤褐色に変色し、やがて落葉します。

ルイボスティーは、この赤褐色をした落ち葉を乾燥させてつくられます。だから、きれいな濃いめの赤い色をしているわけです。

鉱物性ミネラル豊富な大地で育つルイボス

このルイボスは、南アフリカの最南端に位置する、セダルパークと呼ばれる山脈の高原地帯にのみ自生する大変貴重な植物です。

この高原一帯は、世界でも有数な鉱物資源が豊富な地域として知られています。

ルイボスは、その鉱物性ミネラルが豊富な大地に深く根をおろし、土壌に含まれているミネラルをたっぷり吸い上げ、蓄えています。

この木で育ち、枝から落ちた葉には、植物性の天然ミネラルがたっぷり含まれています。

当然ながら、その葉から作られるルイボスティーにも、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛、等々のミネラル類が、バランスよく含まれています。

食が細くなってきたらルイボスティーを

これらのミネラル類は、私たちの体内では合成することができません。

そのため、食事などから毎日コンスタントに適量を摂り続けなければならない、いわゆる必須栄養素です。

ところが、時間がないからと朝食を抜いたり、コンビニ弁当などでランチを済ます、といった現代人にありがちな食生活を続けていると、あるいは年を重ねるにつれて食が細くなってきたときも、これらの必須ミネラル類は、どうしても不足しがちになります。

その不足分をルイボスティーが補ってくれるというわけです。

ルイボスティーはノンカフェインですから、飲む時間を制約されないのも大きな魅力ではないでしょうか。

最近は、冷えがちな方のために、からだを温めてくれる「生姜」と「ルイボス茶葉」をブレンドしたジンジャールイボスティー なども市販されています。

お好みに合わせて一度試してみてはいかがでしょうか。

免疫力アップには「笑い」や「味噌」も

なお、免疫力アップには「笑い」がいいことも内外の研究により確認されています。

加えてその効用は、2型糖尿病患者には、食後血糖値の上昇を抑えめというかたちで現れることも実験で確認されています。

詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

「笑うこと」がもたらす健康への効用は、がん患者の免疫力を高めるだけではない。2型糖尿病患者の食後血糖値の上昇を抑えるという効果が期待できることも、研究チームと吉本の芸人との実験で確認されている。大事なことは、とにかく笑いを日々の生活を取り込むこと。

また、数ある発酵食品のなかでも極めて身近な「味噌」にも、腸内環境を整えて免疫力を高める効果があります。詳しくはこちらを。

コロナ対策には免疫力を高める食事が鍵となるが、欠かせない食材の一つに発酵食品がある。その代表格の一つ、米味噌には赤味噌と白味噌とがある。たとえば味噌汁にその健康への効用をフルに生かすには、朝食には赤味噌、夕食には白味噌がいいという話を書いてみた。