本ページはプロモーションが含まれています。
牛乳アレルギーの方も
「エレンタール」なら安心
年を重ねるにつれて食が細くなってきた、あるいは食事中にむせて咳き込むことが多くなり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)が懸念されるなど、通常の食事では必要な栄養を確保することが難しい状態に陥ることがあります。
あるいは、抗がん剤による化学療法や放射線治療など、治療の副作用により、十分な食事ができなくなり、一時的に食事以外の方法で栄養を補給して、栄養状態を維持していくことが必要になることもあるでしょう。
このようなとき、点滴や胃瘻(いろう)、鼻チューブなどによる栄養補給を医師から提案されることが多いのですが、これに「できるだけ口から食べる方法を選びたい」と希望する方がこのところ増えていると聞きます。
そんな方によくすすめられるのが、「エンシュア・リキッド」のような経口摂取できるタイプの「経腸(けいちょう)栄養剤」と呼ばれる栄養ドリンク剤です。
ただし、このタイプの栄養ドリンク剤には、「牛乳にアレルギーのある方には禁忌」のものが多いという欠点があります。
その点「エレンタール」なら、牛乳アレルギーの方も安心して飲むことができるという話を、先に紹介しました。
ただ、このエレンタールには、薬剤特有の味や香りがあり、人によっては「まずくてずっとは飲み続けられない」という難点が……。
そこで今日は、エレンタールをおいしく飲み続ける方法を紹介したいと思います。
風味づけに用意されている
10種類のフレーバーを活用
そもそもエレンタールは医療用医薬品ですから、「薬のような味や香りがする」のはある程度やむを得ないところです。
それでも、できるだけおいしく、無理なく飲んでもらえるようにと、風味づけの専用フレーバー(食品用香料)のほか、ゼリーやムース状に固める素材もあらかじめ用意されています。
それも、多くの方が毎日、1日3回、食事代わりに飲み続けていることから、飽きないようにと、専用フレーバーは、「フルーツトマト味」「オレンジ味」「パイナップル味」「青りんご味」「コンソメ味」「コーヒー味」「ヨーグルト味」「グレープフルーツ味」「さっばり梅味」「マンゴー味」の計10種類が用意されています。
10種類もあると選択に迷います。
この点について、販売元であるEAファーマー株式会社(エーザイグループ)は、エレンタールの愛用者を対象に調査を実施しています。
その結果、人気フレーバーのトップ3は「青リンゴ味」「グレープフルーツ味」「ヨーグルト味」だったことから、初めてエレンタールを飲む方でフレーバーの選択に迷ったら、まずはこの3つの味から試してみるようすすめています。
糖尿病や高血圧治療中の方は
糖質や塩分の含有量に注意を
それと、エレンタールを食事代わりに、という方のなかには、糖尿病や高血圧などの基礎疾患があり、食事制限をしている方も少なくないと思います。
そこで気になるフレーバー1包に含まれる糖質量ですが、コンソメ味が3.4gと最も少なく、その他のフレーバーは6gか6g弱のいずれかです。
また、高血圧で減塩している方の場合、塩分量で注意したいのはコンソメ味です。1包に約1.5gの食塩相当量が含まれています。
コーヒー味ではカフェイン量が気になるところですが、1包当たり最大で約83㎎とのこと。
これは、ドリップ抽出のコーヒー1杯(240ml)に含まれるカフェイン量に相当します。
なお、エレンタールは牛乳アレルギーの方もOKです。
ただし、牛乳以外の食物アレルギー関連の成分としては、ゼラチン、大豆油、大豆レシチンが含まれていますから、該当する方はご注意ください。
エレンタールを飲み続けるために
おいしくする工夫は?
エレンタールのおいしい飲み方としては、もう1点、耳寄りな話があります。
これは、都内の大学病院で、NSTと呼ばれる栄養療法の専門家から成る医療チーム、栄養サポートチームの一員として活動している看護師の友人から仕入れた情報です。
炎症性腸疾患のひとつで難病指定されているクローン病で入院中の患者さんが、退院後もエレンタールを中心に栄養を確保していくことになり、チームで飲み方などについて指導をしていたときの話、とのこと――。
この方は入院中から、専用のフレーバーを入れたり、ゼリーに固めたりと、そのときの気分でいろいろアレンジして飲んでいたのですが、「フレーバーを混ぜても味がいまひとつ単調で、このままでは退院後もずっと飲み続ける自信がない。もっとおいしくする工夫はないでしょうか」と相談されたそうです。
フレーバー入りエレンタールと
市販飲料を混ぜて試飲してみた
この訴えを受けてチームで話し合い、「コンビニやスーパーで簡単に手に入れられる飲料水で、牛乳アレルギーの方でも利用できるように牛乳たんぱくを成分にしていないものを混ぜて飲むのはどうかしら」となり、早速メンバーで試飲してみたそうです。
その結果、チームの男性医師も女性のメンバーも揃って、「これが飲みやすい」「なかなかいける味だ」となったのは、「調整豆乳とエレンタールの組み合わせ」「ヨーグルトフレーバー入りエレンタールにピーチネクターを混ぜたもの」の2点だったとのこと。
試飲会では、カルピスとエレンタールの組み合わせも人気が高かったようですが、カルピスには牛乳たんぱくが入っていますから、牛乳アレルギーのある方にはおすすめできません。
また調製豆乳については、「乳」とあるものの牛乳たんぱくは入っていませんから牛乳アレルギーの方も安心して飲んでいただけます。
ただし、大豆が原料ですから、大豆アレルギーの方は避けた方がいいでしょう。
離乳食用の野菜パウダーも活用
このほか、コンソメフレーバーを加えたエレンタールに、離乳食用に用意されている人参やかぼちゃ、ほうれん草といった野菜パウダーを混ぜるのもいいようです。
なお、エレンタールを食事に併用する場合の食事とエレンタールを飲むタイミングや飲み方については、こちらの記事で、岐阜大学の田中善宏医師らが提案している方法を紹介しています。「エンシュア」を「エレンタール」に置き換えて試してみてください。