転倒予防のためにも猫背は早めに治したい

ネコ

スマホに夢中になっていると
背中の丸い「猫背」姿勢に

スマホやパソコンの操作に夢中になっていると、とかく姿勢が崩れがちになります。
ふと我に返ると、猫のように背中が丸くなっている自分に気づくことも珍しくありません。

そんなときは、慌てて背筋をピンと伸ばし、大きく深呼吸をするようにしているのですが、皆さんはいかがでしょうか。

よくよく考えてみれば、この世に生まれてくる前の私たちは、例外なく、ほぼ十月十日(とつきとおか)という長い期間を、母親の胎内で背中をくるんと丸めた姿勢で過ごしています。

おそらくそのためでしょう。
ちょっと気を抜いていると、いつの間にか前かがみに背中を丸めた「猫背(ねこぜ)」と呼ばれるような姿勢をとっています。

今日は、この猫背についてちょっと書いてみたいと思います。

猫背の姿勢を続けていると
肩こり、腰痛、片頭痛も

知らず知らずのうちに猫背と呼ばれるような姿勢になるのは、この姿勢がリラックスでき、自分にとって楽な姿勢だからなんだろうと思います。

でも、多少であっても猫背気味の丸まった背中は、見た目に実年齢以上に老けた印象を与えてしまうのは否めません。

見た目に悪いだけではありません。
猫背のような前かがみの姿勢を続けていると、肩から腰に至る背中側の筋肉や骨には伸び切った状態を、逆に胸側の筋肉などには圧迫された状態を強いることになります。

このような筋肉などにかかる負担は、やがて肩こりや腰痛、場合によってはこめかみから目のあたりがズキズキと脈打つように痛む「片頭痛(へんずつう)」となって現れ、否応なく我が身を苦しめることにもなりがちです。

さらに猫背の姿勢は、下腹部の筋肉を緩めるため、ポッコリお腹の原因となったりもして、自分にとって楽な姿勢が必ずしも健康的な姿勢ではないことを実感させられたりします。

腰が曲がった「円背」により
転倒すれば要介護状態にも

そして、猫背について何よりも気をつけたいのは、猫背の状態を続けていると、自分の体重を背骨が支えきれなくなって、背中だけでなく腰も伸びにくくなり、ついには「円背(えんぱい)」と呼ばれる腰が曲がった状態になりかねないことです。

この円背は、閉経後に骨がもろくなってくる「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」のリスクが高い女性に多く見られる傾向があるようです。

円背と呼ばれるほど猫背が極端な状態になってくると、立ったり歩いたりする際に、膝に過度の負担がかかります。
そのため、歩こうとしてもつま先が上がりにくくなり、ちょっとしたはずみでつまずいて転倒、つまり転びやすくなります。

転んで、大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)といって、太もも部分にある大きな骨の先端部分を骨折するようなことにでもなれば、これがきっかけとなり、要介護や寝たきり状態になってしまうことも珍しくありません。

そうならないためは、日々よく歩いて足腰を鍛えること。
それと同時に、気を許すと猫背になりがちだと、自分で気づいたり、周りの人から指摘されたりしたら、すぐにその時点から、背筋をピンと伸ばした正しい姿勢づくりに取り組むことをおすすめします。

猫背気味なら
姿勢サポートベルトを

私たちのからだの支柱である背骨を横から見ると、本来はなめらかなS字カーブを描いています。首回りと腰回り、つまり頸椎と腰椎の部分が前方に軽くカーブし、胸の部分(胸椎)がやや後方にカーブした状態です。

私のある友人(40代後半)は、姿見などで横向きになって自分の姿勢をチェックしたときに、胸椎の部分が後方に突出したように見えることをとても気にしていました。

彼女は身長が175㎝余りあります。
そのため女性にしてはちょっと高すぎると思い込んでいて、仲間と話をしたりするときは自然と前かがみになりがちで、そのせいだろうと話していたのですが……。

久しぶりに会ったある日、いつになく表情が明るく、背筋がピンと伸びているのに驚き、
思わず「何かあったの?」と尋ねてしまいました。

なんと、Style BX(スタイルビーエックス) という姿勢サポートベルトを着けて、そろそろ1か月になるのだと聞かされたのです。

「心配していた締めつけられる感じがいっさいなく、土日以外は1日8時間ほど着け続けているけれど、驚くほどからだにフィットしていて全然苦しくない」とのこと。

猫背気味の方は、試してみてはいかがでしょうか。

猫背対策としてはもう1人、いきつけの整体師にすすめられ、バランスボールで腹筋を鍛えることを日課にしたところ、背筋が伸びると同時にポッコリ気味だったお腹もスッキリしてきたという先輩女性(60代前半)もいます。

バランスボールにはいろいろありますが、整体師にすすめられて購入したのは、東急スポーツオアシス バランスボール とのこと。

固定リングが対いていて安定感があるため、転がる心配がなく、椅子代わりに使えるのが魅力で、1日最低でも15分ほどを2回、固定したボールにバランスをとりながら背筋を延ばして坐ることにしているのだそうです。

転倒を予防するには、バランス感覚を養っておくことも重要ですから、バランスの改善にもつながるバランスボールの活用は、「歩いているとつまづきやすい」方にもおすすめです。