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日本で初めて
認知機能対策の抹茶
姉からこんな趣旨のメールが届きました。
「認知機能の精度を高める」というキャッチコピーつき抹茶のボトル缶を友人からいただいたが、本当に認知機能にいいのかしら、と――。
早速調べてみると、ありました。
「おーいお茶」のテレビCMでお馴染みの伊藤園が、「おーいお茶」シリーズの新製品として売り出した「おーいお茶 お抹茶」という商品です。
伊藤園によると、50~69歳の男女を対象にした調査で、12週間抹茶を飲み続けたグループと飲まなかったグループでは、認知機能に有意の差が出たとする報告があるそうです。
抹茶に多量に含まれる「テアニン」と「茶カテキン」が効くのではないか、とのこと。
この「お抹茶」により精度を高める効果が期待できるのは、
「認知機能の一部である注意力と判断力」との但し書きも明記してあります。
認知機能の一部とはいえ、注意力についても、また判断力も精度を高める効能が期待できると聞けば、無視できません。
さらに詳しいことを調べてみました。
健康への効能を表示できる
保健機能食品は3種類
伊藤園の「おーいお茶 お抹茶」は、「機能性表示食品」です。
一般に健康食品として扱かわれているもののなかには、国が定めている安全性や健康への有効性に関する一定の基準を満たした食品があります。
この種の食品は「保健機能食品」と呼ばれ、健康への効能をパッケージなどに表示したりCMなどで広く一般にアピールすることが許されています。
この保健機能食品には3種類あるのですが、機能性表示食品はその一つです。
同じ保健機能食品のなかでも「トクホ」として知られる「特定保健用食品」には、厳しい認定基準があり、国が行う厳格な審査をパスしたものに限り、健康への効能を明示して市販することが許されています。
また、2つ目の保健機能食品である「栄養機能食品」についても、主にビタミンやミネラルなど、特定の栄養成分について国の基準値が設定されていて、その基準値を満たしているものに限り、期待できる健康効能をパッケージに表示することができます。
認知機能の精度を高める
機能性表示食品
一方で「おーいお茶 お抹茶」のような機能性表示食品は、保健機能食品の仲間ですが、特定保健用食品のような国の厳しい認定基準や審査も、また栄養機能食品に求められる国の基準値も設定されていません。
その食品を製造・販売している企業が、食品の安全性と機能性(健康効能)に関する科学的根拠などを論文としてまとめ、それを販売前に消費者庁長官に届け出れば、その機能性を当該食品のパッケージに表示することができることになっています。
消費者庁長官に提出された科学的根拠等を示す書類は、一般に公開されています。
ですから、機能性表示食品を安心して利用するには、まず食品のパッケージに表示されている「届出番号」を確認する必要があります。
そのうえで、その届出番号をもとに、消費者庁のWebサイト*¹で、企業が届け出ているその食品の安全性や効能等に関する「一般消費者向け基本情報」をチェック、確認することをおすすめします。
認知機能のうち
注意力と判断力への効能が
このチェック方法ですが、
「伊藤園 おーいお茶 お抹茶 ボトル缶 」には届出番号が「E805」とあります。
この番号をもとに検索すると、「おーいお茶 お抹茶」に含まれるテアニンや茶カテキン(いずれもポリフェノールの一種)には、「年齢とともに低下する認知機能のうち、注意力や判断力の精度を高める機能がある」との説明があります。
ちなみに「注意力」は「注意を持続させて、1つの行動を続ける力」、また「判断力」は「判断の正確さや速さ、変化する状況に応じて適切に処理する力」と説明されています。
上記二つの成分のうち「テアニン」については、抹茶だけでなく緑茶にも大量に含まれているうま味成分で、緑茶を飲んで体内に送り込んであげると、脳内の神経伝達物質の働きが活性化することは、すでに確認されています。
また、緑茶の苦み(にがみ)と渋み(しぶみ)の成分である「茶カテキン」は、毒性のある活性酸素を無毒化させる抗酸化作用や抗ウイルス作用、コレステロールや血糖値を下げる作用があることで知られるポリフェノールです。
「おーいお茶 お抹茶」は
認知機能が気になる方に
「おーいお茶 お抹茶」は、中高年対象の製品であり、
「認知機能(注意力・判断力)が気になる方に適している」と記してあります。
具体的には、
「こんな方におすすめ」として以下をあげています。
- いつまでもしっかり者でいたい方に
- 認知機能の低下が心配になってきた方に
- 仕事中、認知機能の低下を不安に感じる方に
同時に、疾病に罹患している方や未成年者、妊産婦(妊娠を計画している方を含む)、授乳中の方を対象に開発した食品ではないと明記してあります。
特に疾病の治療中の方への注意点として、抹茶に含まれるテアニンには、高血圧治療薬を同時に摂取すると、血圧が下がりすぎるというリスクがあることをあげています。
また、中枢神経系の働きを活発にさせる興奮薬(カフェインやアルコールが含まれている薬剤)と同時に摂取すると、興奮薬の効果を弱めるリスクがあるとも。
そのため、高血圧治療薬や興奮薬を服用している方は、かかりつけ医に相談してから摂取するかどうかを判断するよう注意を促しています。
参考資料*¹:消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」