よい睡眠をとるために行っていることは?

熟睡

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コロナ禍における睡眠調査で
約8割がよい睡眠に課題

コロナ禍により生活スタイルが一変し、日中の活動量が低下したことも影響して、「このところぐっすり眠れなくなった」等々……、睡眠に悩みを抱える人が、私の周りにも目に見えて増えています。

そんななか、リラックス効果により睡眠の質を高める機能がある「GABA(ギャバ)」と呼ばれる栄養成分を含むチョコレートを売り出している江崎グリコが、コロナ禍における睡眠状態について調査した結果を公式Webサイト上で公表しています*。

外出や仲間との交流など社会活動が制限され、ストレスを感じることが多いコロナ禍の渦中にあって、回答者の約8割が睡眠になんらかの悩みを抱え、睡眠の質が低下していると実感していることが明らかにされています。

同時に、ぐっすり眠ってさわやかな朝を迎えようと、自分なりに工夫をしている人も多く、そのなかには「なるほど」と感心させられるものもあります。

今日はその調査結果を紹介しようと思います。

最近しばしば耳にする
「GABA(ギャバ)」の実態

調査結果の詳細に入る前に、「GABA」について――。

GABA(Gamma Amino Butyric Acid)の正式な名称は、「γ(ガンマ)-アミノ酪酸」です。
この名前からおわかりのように、アミノ酸の一種です。

GABAは、もともと私たちの体内、主に脳や脊髄など中枢神経系に多く存在していて、ストレスからイライラして気持ちが落ち着かないときなどに高まる神経細胞の働きを抑え、自律神経のバランスを整える働きをしています。

つまりGABAには、ストレスを和らげたり、興奮した神経を落ち着かせたりすることで、リラックス状態をもたらす作用が期待できるわけです。

昨今のようなストレス社会に生きる現代人、とりわけ何かとストレスに感じることの多いこのところのコロナ禍にあっては、必須のアミノ酸と言っていいでしょう。

ただ、強いストレスを受けると大量のGABAが失われてしまうため、体内のGABAだけではどうしても不足しがちです。

そこで、毎日の食事や間食でGABAを意識して補うことができるようにと、GABA入りの食品や嗜好品が各種市販されるようになっています。

その手軽なものとして、チョコレートやココアの原料であるカカオに含まれるGABAを強化したのが江崎グリコのメンタルバランスチョコレートGABA(ギャバ)フォースリープ まろやかミルク【機能性表示食品】などです。

身近なものとしては、味噌、それも特に西日本で愛好者が多いと聞く白味噌にはGABAが豊富に含まれています。

GABA配合のノンカフェイン飲料も

また最近は、「スピカフェ」といって、GABA配合機能性表示食品のノンカフェイン飲料が、ストレスの緩和と睡眠の質を高める効果により、リラックスした状態で眠りに入り、熟睡できると人気を集めています。

コロナ禍により約6割が
「睡眠の質の低下」を実感

さて、肝心の調査結果ですが、本調査は、GABA成分を含むチョコレートを食べたことがある20~60代の男女300人を対象に、今年8月31日~9月1日の2日間、インターネット調査の方法で行われています。

調査ではまず「普段から睡眠の悩みがあるか」と尋ねています。

これには8割近い(78.3%)の人が「睡眠の悩みがある」と答えています。

次に、コロナ禍で生活スタイルが変化している現在の睡眠の悩みを尋ねたところ、複数回答で、以下のように、睡眠の質の低下を実感している人が約6割いる結果になっています。

  1. ぐっすり眠れなくなった(63.7%)
  2. 睡眠で疲れが取れなくなった(60.7%)
  3. 目覚めが悪くなった(60.0%)
  4. 入眠がしずらくなった(58.7%)
  5. 睡眠時間が不足するようになった(57.7%)
  6. 睡眠中によく起きるようになった(57.3%)

この結果から調査チームは、「コロナ禍により在宅勤務が普及するなど、ワークスタイルが変化して通勤時間がなくなり、睡眠時間は確保しやすくなってはいるものの、睡眠の質に関しては、依然、解決できていないようだ」と分析しています。

睡眠の質向上のために
就寝前の習慣にしていること

睡眠については「何時間眠るか」ということだけを重視する傾向があるように思います。

しかし、睡眠時間以上に「質の良い眠り」、つまり熟睡できているかどうかがより大事なのだという話をよく見聞きします。

コロナ禍が続くなかにあって睡眠の質の確保はなかなか解決しにくい問題ですが、それでも93.0%の人が「睡眠の質を向上させたい」と回答し、73.7%の人が、「自分に合った寝具を選ぶ」「夕食を早めに摂るようにしている」「休日も平日同様の生活スタイルを守っている」等、日々の生活で自分なりのひと工夫をしていることがわかりました。

そこで、睡眠の質を向上させるために、就寝前に習慣的に行っていることを具体的に尋ねたところ、以下が上位にランクインしています(複数回答)。

  1. 就寝前に、ストレッチなど軽い運動をしている(28.3%)
  2. ぬるめの入浴でリラックスしている(26.3%)
  3. 就寝前に、GABA成分の入ったチョコレートを食べている(20.7%)
  4. 就寝前に、テレビやスマートフォンなどを視ないようにしている(20.3%)
  5. 就寝前に、リラックスできる音楽を聴いている(20.0%)

睡眠の質を改善したいが
何をすればいいかわからない方に

一方で、「睡眠の質を改善したい」と考えてはいるものの、79人(26.3%)が、「睡眠のために行っていることはない」と回答しています。

この人たちに、睡眠の質を向上させるための対策をしていない理由を聞いたところ、「何をすればいいかわからないから」が54.4%と半数を超え、圧倒的に多くなっています。

本ブログではこれまでに、騒音をかき消して睡眠の質を高めてくれるホワイトノイズの話や寝室に木材や木の香りがあるとスムーズな入眠や熟睡効果があるとする研究結果、寝る前のホットドリンクがからだを温めて睡眠の質を高めるという話を紹介してきました。

また、江戸川大学睡眠研究所による「外出自粛中によい睡眠を確保するための5つのヒント」も記事の中で紹介しています。

ごく自然なものとして「うつぶせ寝」も睡眠の質を高める効果が期待できます。

健康長寿の方はよく寝ていると言われます。105歳で亡くなられた日野原医師も、睡眠の「時間より質」の大切さを説き、熟睡できる「うつぶせ寝」を自ら体験し、その生理的効果を広くアピールされていました。今回はその紹介を……。

いずれも比較的簡単に日々の生活に取り入れることのできる取組みです。
是非参考にしてみてください。

「寝酒」の習慣があるという方へ

なお、「床についてもなかなか寝つけない」ことへの対策として、「寝酒」を続けている方もいるでしょうが、寝酒には、寝つきをよくしてくれるものの、脳の休息やリフレッシュに不可欠な「ノンレム睡眠」と呼ばれる深い眠りを浅くしてしまうリスクがあります。

寝酒の習慣が長引けば、アルコール依存や肝臓障害のリスクも高まりますから、寝酒はやめたほうがいいでしょう。

詳しくはこちらを読んでみてください。
→ 睡眠薬代わりの「寝酒」は百害あって一利なし

参考資料*¹:江碕グリコNews Release 2020/9/30 コロナ禍における睡眠調査を実施