がんと向き合う人の心を支える精神腫瘍医
精神腫瘍学が専門の「精神腫瘍医」がいることはあまり知られていない。がんの多くは治るようになっているが、なかには治療自体が困難ながんもあり、がんは死に至る病という印象は依然強く残っている。そんななかがん患者の不安や苦悩と向き合う精神腫瘍医のことを書いてみた。
精神腫瘍学が専門の「精神腫瘍医」がいることはあまり知られていない。がんの多くは治るようになっているが、なかには治療自体が困難ながんもあり、がんは死に至る病という印象は依然強く残っている。そんななかがん患者の不安や苦悩と向き合う精神腫瘍医のことを書いてみた。
中国武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない。街は感染から身を守ろうとマスク姿があふれているが、むしろ重要なのは手指衛生、つまりこまめな手洗い・消毒により手を清潔に保つことだ。マスクだけを過信することなく、手指衛生の徹底を。
中国武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染が拡大し、マスク姿が目立っている。ただ、マスクの着用法や取り扱い方に「これではマスクをしている意味がない」と気づくことが多い。そこで、ウイルス感染の予防効果を高めるマスクの着け方、取り扱い方をまとめてみた。
高齢者には男女の別なく便秘に悩む人が多い。薬に頼らず便通を図る手軽な対策として、ヨーグルトによる腸内環境の改善がすすめられるが、高齢者には「ヨーグルトは苦手」な人が多い。そんな方に、最近研究開発により商品化された「ゆずちゃんゼリー」を紹介する。
がんには病気のこと、治療のこと、仕事のこと、予後のこと等々、悩みごとが多い。1人で悩む前に、全国に設置されている「がん相談支援センター」に相談してみることをすすめたい。誰でも無料で、希望すれば匿名でも専門家のアドバイスを受けることができるのが魅力だ。
病院や介護施設のスタッフは手指衛生につきものの手荒れが悩みの種だが、在宅の介護者も例外ではない。手の甲や指先のかゆみやかさつき感から始まり、指先の皮がむけたりひび割れができたりすると介護に支障が及ぶ。手荒れを極力防ぐ手指の消毒法や保湿対策をまとめた。
クダやチューブを介しての人工栄養を嫌い、口から食べることにこだわるときにエンシュアは強力な助っ人だ。しかし、その濃厚さゆえに下痢をしやすく、そのために諦めてしまうことは珍しくない。が、室温程度の温かさにして少量ずつゆっくり飲めば、下痢は防げるという話を。
在宅療養では介護者自らの疲労回復が重要だ。その対策として介護保険にはショートステイというサービスがある。しかし医療的なかかわりが必要な場合は断られてしまう。その救済策として医療保険では「レスパイト入院」制度を設けている。この制度のポイントをまとめた。
事前指示書が普及しているものの、いざというときに役立たない指示書が少なくないようだ。日付の記載がない、日付が書かれていても何年も経っている、家族の合意が得られていない、かかりつけ医の意見が反映されていない、などがその理由だ。まずは定期的見直しを。
高血圧の診断、治療をより適正に進めるうえで、本人が毎日決めた時間に、同じ条件で自分で測定して得られる家庭血圧測定値が貴重な情報であることはよく知られている。この家庭血圧測定に水銀血圧計を使用している方に、水銀血圧計の早めの切り替えをおすすめする。
寝たきりや車いすに座りっぱなしでいるとできやすい床ずれ。早めに気づき、適切に対処すれば傷の悪化を食い止めることができる。その対策として、時間ごとの体位交換、除圧効果のあるマットレスやクッションなどの福祉用具の活用、栄養や薬の面での注意点をまとめた。
がんの痛みの90%以上はWHOが提唱している治療法により緩和できるようになっている。しかし残りの10%には神経ががんの刺激を受けていることが多く、その緩和には別のタイプの薬を併用する必要がある。その判断には、痛みの性質を医師に伝えることが重要だ。
国立感染症研究所が風疹急増の緊急情報で注意を呼び掛けている。流行を止めるには、予防接種制度の変更に伴い接種を受けていない可能性がある40~57歳の男性の抗体検査とワクチン接種が欠かせない。厚労省はこの先3年間は無料で実施している。対象者は是非受診を。
フランスから届いた「超加工食品はがんリスクを増加させる」との健康情報は、日本においてもそのまま当てはまるのか。調べてみると食品添加物に厳しい規制があるわが国では、「食べない」とするよりも食塩と栄養バランに配慮しつつ上手に活用するのがいいようだ。
脳卒中は冬に多いと思いがちだが、実は夏こそ多い。特に脳梗塞は熱中症の手前の脱水により、脳血管内で血栓が詰まりやすくなる。不整脈が原因で心臓にできた血栓が脳にとんで起こす心原性脳塞栓症にも注意が必要。日本脳卒中協会の脳卒中予防10か条の再確認を。