高齢者の健康・医療トピックス一覧

高血圧の降圧目標値がより厳しくなりました

5年ぶりに改訂された「高血圧治療ガイドライン2019」。基準値は据え置かれたものの、降圧目標値は10㎜Hg引き下げられ、より厳しくなっている。降圧治療の基本は減塩だ。この1日摂取目標量も来年度から0.5㌘減が予定されている。そのポイントは……。

「アルコール依存症」と聞いて気になった方へ

ツイッターで個人を名指しし「アルコール依存症」であると決めつけた云々で騒ぎに……。メディアがこの件を取り上げるのを聞き、自分のアルコールとの付き合い方が気になっている方には、まずはアルコールス症クリーニングテストによるセルフチェックをすすめたい。

そのだるさ、熱中症予防の水分摂取が原因かも

連日の暑さでからだのだるさが抜けないときは、熱中症予防のために水分を摂りすぎで食事が疎かになっていることが珍しくない。疲労の回復には、必須アミノ酸の一つであるヒスチジンを食事から摂るといい。ヒスチジン補給には保存食のかつお節を活用するのがおすすめだ。

ゆがんで見えたら加齢黄斑変性を疑って!!

加齢に伴って起こりやすい目のトラブルに「加齢黄斑変性」がある。ものがゆがんで見えたり、視野の中心が黒く欠けるなどの異常があるときはこれが疑われる。片目ずつ見え方をチェックして早期発見に努めるとともに、喫煙者は禁煙を、またDHAや緑黄色野菜で予防を。

ユマニチュードで認知症の方に優しさを伝える

認知症の家族を介護していると、つい口調がきつくなりがちだ。だが、フランス生まれのユマニチュードが提唱する4つのコミュニケーション技法でかかわっていると、自分が優しくなれるだけでなく、認知症の本人も優しくなってくる。そんな体験談を紹介する。

認知症の方には努めて穏やかな態度と笑顔を

認知症症状が進むにつれ意思の疎通が難しくなってくると、ともすれば「認知症だから」と諦めがちではないだろうか。しかし症状が進んでも相手の表情を読み取る能力は残っているケースが多いことが研究で明らかにされている。穏やかな態度と笑顔で接する心がけを。

認知症予防をインド人の食生活に学ぶ

インド人にアルツハイマー病が際立って少ないことはよく知られている。その理由はカレーにあると考えられていた。間違いはないが、むしろカレーに入れるターメリックというスパイスに多く含まれるクルクミンというポリフェノールが鍵だという話を書いてみた。

医療費も介護費も高額なときに助かる制度

在宅療養を続けていると医療費、介護費共にかなりの高額で、家計への負担が重すぎることがある。そんなときに積極的に利用したいのが「高額介護合算療養費制度」だ。世帯単位であること、毎年申請が必要なこと、2年間という事項があることなど、制度活用上の注意点をまとめた。

高い介護費には高額介護サービス費の申請を

医療費に高額療養費制度があるように、介護サービスにかかる費用にも高額介護サービス費制度という負担軽減の仕組みがある。申請すれば、決められた自己負担上限額を超える額を給付してもらえるのだが、所得に応じた上限額がなかなか複雑だ。ポイントをまとめた。