
在宅酸素療法が必要と医師から言われたが……
主にタバコが原因で起こる慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者は、低酸素状態による息切れや息苦しさの緩和に在宅酸素療法が必要になることが多い。酸素ボンベとつながる生活を嫌う人も多いが、最近は携帯可能な酸素ボンベにより散歩や外出も……。
女優の樹木希林さんの死は見事でした。どうすればあのような終わり方ができるのか――。終末期における医療・ケアの受け方を中心に、我が事として考えたあれこれを、綴ってみたいと思います。
主にタバコが原因で起こる慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者は、低酸素状態による息切れや息苦しさの緩和に在宅酸素療法が必要になることが多い。酸素ボンベとつながる生活を嫌う人も多いが、最近は携帯可能な酸素ボンベにより散歩や外出も……。
国立がん研究センターが昨年末公表した調査結果は驚くものでした。がん患者の約4割が、痛みや苦痛をかかえながら最期の日々を過ごしていたというのです。背景には、がん緩和ケア態勢の不備があるものの、患者サイドの大きな誤解も課題としてあるようです。
今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑氏は、免疫細胞の働きを抑制しているブレーキを解除して免疫力を高めるという新たながん免疫療法の原理を発見しています。「オプジーボ®」はこの原理から生まれた新薬です。そのメカニズムを簡単に……。